無料ブログはココログ

2008年5月 7日 (水)

地を駆ける虹 七位進一著 MF文庫J

 第3回新人賞佳作受賞作

冒頭:盗賊達との戦闘で読者引き込みを狙う。

異能:エレメント、人の心に植え付けられた卵が孵ったら異能が使える。どうやったら孵るかは不明というのが大きな制限。この異能により、戦争の形態が変わった。騎士による戦いから、圧倒的な力を持ったエレメント使い達による戦闘へ。

エレメントの特徴:
 ジョジョのスタンド系。天地火水の原属性と色の組み合わせ。例えば、地の黒、火の赤など。白、黒、虹が強いっぽい。赤と黄を混ぜたら橙になるように、《地の赤》と《地の黄》を組み合わせた攻撃とかも可能。

舞台:ゴート帝国。世界で一番強いっぽい。侵略国家。

主人公:ネイブ
 英雄を目指して、現時点では挫折している少年。エレメントの力も使えない。

サブキャラ:
 仲間の傭兵が男一人、女二人、女師匠、謎の男、謎の人、妹が主なサブキャラ。

感想:
 私の好みではなかった。とにかく暗くて、主人公に感情移入できない。一番気になったのは、最後の戦いが終わった後に、女師匠と主人公の会話がなかったこと。それを付け加えてうまく処理すれば、もっとよくなったんじゃなかろうか。

2008年4月21日 (月)

ゼロの使い魔 1 ヤマグチノボル著 MF文庫

 ライトノベルを書くにあたって参考にするなら、フルメタとこれがいいんじゃないかとある人に聞いた。フルメタはもう散々読んでるのでいいとして、こっちを読んでなかったので読んでみた。
 ゼロマとかルイズとかってこれのことだったんだな、と。もう、さんざんネット書評は出まくってるけど、私の感想もまぁそれと同じ。一言でいえば、ハリーポッター・ライトノベル・インスパイアだ。
 ヒロインがツンデレで、主人公はやるときにやってくれる男の子でモテモテで、サブキャラは綾波長門系の無口キャラに色気むんむんの美人。それで、お約束通りの敵が出てきてお約束通りに倒されてお約束通りのエンディング。
 けども面白いと感じた。続きを買うかどうかは迷うけど、買う可能性もある。テレビアニメ化されるのも納得できる。王道をきれいに決めた小説。そういう感じだった。

 そうそう、一時間で読めた。分厚い講談社ミステリーばっかり読んでたから、すごい楽に感じた。

2007年11月 5日 (月)

零崎軋識の人間ノック 西尾維新著

 戯言シリーズの外伝といっていい。戯言シリーズはかなり好きだけど、この本には手をつけてなかった。なぜかというと、一冊1200円。ノベルズでそれはないんじゃなかろうか。なぜ、こんなに高いかというと、トレーディングカードが6枚ついてるから。ついてない奴を800円くらいで売って欲しい。まぁ、結局買って読んでしまった。「長門有希対萩原子荻」でシナリオを書こうと思うと、やはりこれを読んでおく必要があったから。戯言シリーズが好きな人なら、文句なしに楽しめる本。そうでない人は高いし、読まないほうが無難。それにしても、ここでの萩原子荻は輝いてたけど、本編は実にあっけなかった。

 それにしても、1200円は高かった。

2007年7月 1日 (日)

マリア様がみてる フレーム オブ マインド 今野緒雪著

 今回は短編集。また、話がすすまない。と言いたいところだけど、読んでて面白かったから、言わないです。
 書評にのせるとしたら、星七つ、おまけして、星八つといったところか。少しだけど、過去編ありで楽しかった。
 今までのあのうだうだした祐巳と瞳子の妹物語が、どれだけ物語の楽しさを削ってきたのかよくわかる。

2007年5月11日 (金)

彩雲国物語 青嵐にゆれる月草 雪乃紗衣著

 シリーズ第13巻。相変わらず、逆ハーレムで最強な人たちばかりだなぁ。いろいろなキャラやいろいろな設定がぐちゃぐちゃになってるような気がする。国の設定が春秋戦国時代の晋、もしくは選帝侯が大きな力を持っていた神聖ローマ帝国に近いのに、国王キャラに大貴族を優遇させて中小貴族と対立させてるから変に見えるんだよなぁ。旺季にようやく、一つの真実というか、歴史的には常道を語らせたけども、どうやって収拾つけるんだろうな。そこらが楽しみ。この巻だけではあまり決着がついていないので、次巻が待ち遠しい。

2007年4月29日 (日)

涼宮ハルヒの分裂 谷川 流著

 第2巻まで読んで、あまり面白くなかったから、放置していた「涼宮ハルヒの憂鬱」シリーズ。動画サイトでアニメをすべて見てから、評価が一変し、原作小説を最新作まで読んだ。最新作の表題がタイトルの「涼宮ハルヒの分裂」。終わりのはじまりといった感じだろうか。一学年上がって、メインキャラの朝比奈みくるが卒業してしまうので、それまでに決着がつくだろう、たぶん。しり上がりに面白くなっている最大の要因はキャラの魅力が上がってるからだろう、特に長門。次巻が6月でよかった。
 直接、この作品と関係ないけど、動画サイトは漫画や小説原作のアニメを流したら、漫画や小説、CDの売上を向上させる効果は間違いなくあるな。DVDはぼったくりすぎだから、微妙だけど。大型古書店よりはコンテンツ産業に与える害は少ないかな。

2007年4月 5日 (木)

マリア様がみてる あなたを探しに 今野緒雪

 なんとかけりがついたといいたいけど、まだロザリオの授受をやってないんだよな。すごいひっぱりっぷりだ。面白さの点ではクリスクロス同様やや持ち直している。それでも白薔薇のほうは微妙なエピソードになってるけども。もう、後は卒業しかないから、三年生二人の過去のエピソードを出して盛り上げていけるかどうか、か。

2007年3月30日 (金)

アリフレロ キス・神話・Good by 中村九郎 集英社スーパーダッシュ文庫

 あの知る人ぞ知る「ロクメンダイス、」の中村先生の新作。待ちに待っていた新作である。で、90分ほどで読み終えたわけだけども、感想は。中村先生の持っている詩的な個性を編集者が人間の領域に戻したという感じだろうか。リテイクが長かったそうですけど、少しずつ小説に変えていったんでしょう。というわけで、一応意味がわかる小説になっています。それゆえにファンが期待していた独特の文章が消えてしまってますが。スーパーダッシュ文庫は引き続き、中村先生を応援してほしいものです。もちろん、私も買いつづけることによって応援しつづけます。

 この本は「買い」です、みなさん。

 肝心なこと書くの忘れてた。この小説、詩的な美しさが残って、読者に理解しやすくなってるので、中村先生は大化けするかも、と思いました。

2007年1月24日 (水)

クジラのソラ (2) 瀬尾つかさ

 化けつつあるかもしれない。アニメ化されたライトノベルはかなり読んでるけど、それらとの差はなくなってきた。アニメ化までいくライトノベルとそうでないライトノベルの差は、キャラ萌えできるかどうかが一番大きな差だと適当に考えてる。この作品に出てくるキャラの魅力はけっこう高くなってきたんじゃないかと思う。
 展開はかなり早く、次で最終巻と言われても、違和感が全くない。しかし、あとがきを見ると、けっこう長いのを予定しているようだから、どんでん返しや宇宙編があるのだろうな、作者の中では。
 カフカ短篇集を読んで、キノの旅を思い出したように、この作品を読んで「エンダーのゲーム」とクラーリンを思い出した。まぁ、クラーリンやコズミックイーター的存在はいろいろな小説で出てきてるだろう。魔界水滸伝のタナトスも頭の中に浮かんだ。やはり、いろいろな人がすすめる小説を読んでみたのは正解だった。いろいろ、幅が広がったような気がする。
 「琥珀の心臓」でグロいバッドエンディングを見せ付けられたのもあって、この作品もろくでもないエンディングになるかと思ったけど、この2巻でどうやらそうではなさそうだと思えたので、安心して続きが読めるな。
 ちなみに、とあるセッションで百合関連書籍をピックアップしたら強くなれるという、ある意味恐怖なルールに従い、この著者の文献もその中に入れた。それは正しかったのをこの2巻で確信した。それでいいのだ。

2007年1月14日 (日)

ライトノベル ベスト10 小説 ベスト10

とあるブログに触発されたので

今までに読んだライトノベル ベスト10

銀河英雄伝説/田中 芳樹/中学生
アルスラーン戦記/田中 芳樹/中学生
グインサーガ/栗本 薫/高校生
ロードス島戦記/水野 良/大学生
宇宙一の無責任男/吉岡 平/大学生
星虫/岩本 隆雄/社会人
十二国記/小野 不由美/社会人
デルフィニア戦記/茅田 砂胡/社会人
マリア様がみてる/今野 緒雪/社会人
戯言シリーズ/西尾 維新/社会人

 中学生の時に田中 芳樹にめぐりあえたのはやはりよかったかな。今、ライトノベルを読んで、当時と同じ面白さを手に入れるのは無理だろう。十選は苦労するかと思ったけど、すっと決まった。ライトノベルを読み出したのは大学生以降なんだよな、それまで毛嫌いしてた。

ついでに

今までに読んだ小説 ベスト10

三国志/吉川 英治/中学生
竜馬がゆく/司馬 遼太郎/大学生
峠/司馬 遼太郎/大学生
花神/司馬 遼太郎/大学生
背教者ユリアヌス/辻 邦生/大学生
重耳/宮城谷 昌光/大学生
晏子/宮城谷 昌光/大学生
影武者徳川家康/隆 慶一郎/大学生
ローマ人の物語/塩野 七生/大学生
傭兵ピエール/佐藤 賢一/社会人

 こっちは10選ぶのに苦労した。結局、司馬 遼太郎と宮城谷 昌光は複数選出。理由は簡単、峠とかを読んだときの面白さに匹敵する作品が他の作家にはなかった。私はあんまり幅広く読んでないからなぁ。一作家一作品に絞ったら、悪童日記とかが入ったかな。今までに読んだ歴史小説ベスト10ってタイトルでもおかしくない。もう、歴史小説以外、眼中にないのがよくわかる。ミステリとかそこそこ読んでるんだけども。

2006年12月26日 (火)

マリア様がみてる クリスクロス 今野緒雪

 ついに決着がつくかと思ったけど、まだつかなかった。いつまで、妹物語を続けるんだ、この人は。と、思ったけど、大きな扉小さな鍵あたりから面白くなってきてるのは間違いないと思う。次の巻も買うでしょう。で、次で決着をつけてもらいたい。それにしても、百年の孤独やらローマ人の物語とは読み終える時間が違いすぎるな、こっちはあっという間だ。まぁ、文章の長さが全然違うけども。

2006年12月 8日 (金)

狼と香辛料 支倉凍砂 電撃文庫

 面白かった。一言で言うと、「さわやか」。この作者はいかにして、他のライトノベルと異なる点を作ろうかと考えて、「経済」をテーマにしたんだろう。といっても、ライトノベルらしく簡単にまとめてるんだけども。この本を読み出して、元禄改鋳を思い出しました。無理やり、気になる点を指摘するとしたら、この小説での銀貨改鋳は中小国での改鋳のようだから、こういう筋書きにはならないと思ったりはする。それと、国が乱立してる割には治安がかなりいいみたいだけど、それもひっかかった。ミローネ商会はもっとタチ悪い立ち回りをする可能性があるような気もする。けどまぁ、野暮なことを言わずに、ロレンスとホロのほのぼのしたやりとりを楽しめたから、よかったのではなかろうか。

2006年12月 7日 (木)

「狂乱家族日記」 六さつめ 日日日

 メンテナンスで一日以上、つぶれた。ブログは読めるけど、更新コメント不可ってのはどうなんだろう。ある意味、完全に見られないよりたちが悪いような。

それはそれとして、で、これが下巻でひとまず、このエピソードは終了した。ほのぼので高位安定って感じ。さすがにワンパターンになってきて、飽きてきたかもしれない。

2006年12月 1日 (金)

「狂乱家族日記」 伍さつめ 日日日

 上下巻だから、次を読まないと感想を書きづらい。平塚雷蝶もいい人っぽくなってきて、心底、悪人ってのがいなくなってきた。まぁ、蜘蛛のあやしさが増してるから、ちょうどバランスがとれてるのかもしれないけど。アイってのは桃草なのかな? この小説というか作者の強みは文章が読みやすいことか。カフカ短篇集やローマ皇帝伝をはさんで読んでるから、読みやすくて読みやすくて。……どんなライトノベルでもある程度は読みやすく感じるような気はする。ちなみに、この小説の基本はツンデレだ。

2006年11月29日 (水)

「狂乱家族日記」 四さつめ 日日日

 分厚かった。471Pもある。平塚らいちょうって名前は関係者の方に見られたら、クレーム入らないのかな。一応、字が違うけども。死神二番がこういう形で登場してきたことだし、前局長とやらも、異様に強いとか何か隠し玉がありそうな気がする。面白いんだけども、何か物足りないところがあるなぁ。くらげやら生物兵器やらで設定にはそこそこインパクトがあるんだけど、中身がまっとうすぎて変化球ゼロだからかな。ずっと、10点満点で7点前後の点数の物語がえんえんと続いてる。それはそれで、貴重なんだろうけども。

2006年11月27日 (月)

「狂乱家族日記」 参さつめ 日日日

 やはり、どこまでも王道だと思う。この小説は。見かけでインパクトを与えておいて、ひねくれてない素直なストーリーが描かれている。悪役も直球型だし、はかない女の子の心を描いてるし。凶華の正体については、まぁさすがに予想できなかったけど。今のところ、陰湿な悪役がほとんど登場せず、ハッピーエンドで終わりそうな予感。

2006年11月25日 (土)

白人萠乃と世界の危機 七月隆文

 主人公をはさんで、レズで三角関係。オカマ中年美形親父とその娘、娘の幼なじみで三角関係。といったキャラが織りなす不条理でギャグな戦闘が続く。ギャグセンスは私とはあわない。○ッキーマウスと大阪をやたらとけなしてたけど、そういうので笑いをとるのはあまり好きじゃない。この系統のライトノベルを読むのはでぃ・えっち・えぃ以来か。

2006年11月24日 (金)

イリヤの空、UFOの夏 その1 秋山瑞人

 これまた、アニメ化されているのにひかれて読んでみたんだけども、私にはあわない。つまらないこともないんだけど、特に面白くもない。主人公?の浅羽直之が記憶喪失になって、その時に眼の奥に虫とよばれてるセンサ?を埋め込まれる。この時点でもうダメ。猿の王国を思い出した。このかわいそうな少年が少女と出会うわけだけども、軍とかが関わってて、まともなハッピーエンドにはなりそうもない。一巻しか読んでないけど、最終兵器彼女を思い出した。バッドエンドか、限りなくバッドに近い後味の苦い終わり方になりそう。エヴァみたいな雰囲気が漂ってる。ハッピーエンド主義者としては、そういうのを読みつづける気にはなれない。そういう私を説得して、続きを読ませようとするだけのキャラの魅力も今のところ特にない。結局、イリヤの顔がいいから、ずるずる深みにはまってるだけじゃなかろうか。まぁ、それを言うと恋愛がらみのはほとんどそれになるんだろうけど。帯に「ひと夏に起こった“不思議”と“感動”」と書いてあるけど、不思議はまぁ、わかった。けど、どこで感動するんだろうか? まじめに聞いてみたい。

2006年11月23日 (木)

吉永さん家のガーゴイル 田口仙年堂

 結局のところ、二つに一つ、面白いかつまらないか。この小説は面白い。完。でもいいと思うけど、だらだらと書いてみる。読もうと思ったのはいつも通り、アニメ化決定とか帯に書いてあったから。やはり、アニメ化される小説とかで大はずれはないね。個性派作品の発掘ができないのが難点だけど。主要登場人物は9歳の少女に女顔の少年……。ロリコンとショタコン狙いか。最近、本当に増えたなぁ。別にこの小説にはそういう描写は全くないですが。面白く思えたのは、動物や人形とも会話できるガーゴイル?を主役に持ってきたからだろうなぁ。それと、ハッピーで暗いところがないのもよかった。続きも多分、買って読むだろう。

2006年11月19日 (日)

「狂乱家族日記」 弐さつめ 日日日

 普通に面白かった。相変わらず、ストーリーラインは王道。ヒューマニズム系ライトノベルといっていいんじゃなかろうか。けど、飛行石やら、ラピュタやらは商業作品でそのまま出すのは微妙だな。まぁ、あそこまであからさまだとすがすがしいけど。

2006年11月16日 (木)

「狂乱家族日記」 壱さつめ 日日日

 ある書評ですごいといわれて高評価だった。ある人らからすると、ダメージを受けるライトノベルらしい。そこまで言われると読みたくなるのが人の業、Mの業。ゆえに読みました。で、感想だけども、普通に面白かった。設定はそう突飛でもない。ボーボボ系。思考回路もごく普通だったし、きっちりツンデレが入ってる。
「お前が殺したいよ」
「へぇ、バナナ食いな」
「お月様が見たいんだよ、てめぇ!」
こんな会話がずっと続いてたら、「すごい!」と言うと思う。たぶん、出版されないと思うけど。泣かせる話で面白かったので、二冊目も買ってみようかどうか検討中。表面がライオンでサイボーグでくらげなだけじゃ、すごいとは言えないよ。という話でした。

2006年11月15日 (水)

ROOM No.1301 #8 妹さんはオプティミスティック! 新井輝

エロがない。蛍子がいない。

神は死んだ。

2006年11月 9日 (木)

Room.No. 1~7 富士見ミステリー文庫 新井輝

 下の記事だけだとあまりにもみすぼらしいから、足しておく。読者をラブさせるのが富士見ミステリー文庫。ちょっと違ったか、まぁいいや。最近、7巻まで読んだから感想を。うーん、この小説は「恋愛は僕には向いてない」と言いながら、恋人とつきあいつつ、姉をはじめとして5人くらいの女性を次から次へとたべていく話です。主人公のもてっぷりは凄まじく、もう入れ食い状態です。うらやましいですね。最高ですね。エロですね。ぜひ、読んでみるといいでしょう。

2006年11月 4日 (土)

彩雲国物語 - 緑風は刃のごとく -

 面白いんだけども、落ちがずっと一緒というのがつらいところ。冴えなかったネームドキャラの正体は、実はすごい奴だったってパターン。これが最初からずっと続いてるものだから、読んでて、ああこいつはしょぼい描写だけども、本当は違うんだろうなぁって透けてしまう。で、本当にそれがあたってるから、底が浅く感じる。逆ハーレムの傾向もずっと続いてる。敵?の一人はもうツンデレっぽさを見せてるし。美形が補充されては主人公に好意らしきものを持っていく。で、皇帝や宰相は貴族たちと対決しているけども、本当に対決すべき相手は中小貴族ではなく、王権をおびやかしかねない七家、特に藍家と紅家のはずなんだけども、そうはなってない。このあたりに違和感を感じてしまう。これまた批判ばかりなんだけども、評価するとしたら10点満点で7点となる。なんだかんだでこの物語のキャラは魅力的だからなぁ。というわけで最新巻が早く出て欲しい。

2006年11月 3日 (金)

式神宅配便の二宮少年 - イセカタワキカツ - 瀧川武司 - 富士見ミステリー文庫-

 調べたら、イセカタワキカツ=瀧川武司らしいから、こういうタイトルにした。まぁ、どっちの名前も知らないから、どっちでもいいんだけど。ちなみに、この小説は某書評に掲載されていたので読んでみた。某書評はこれね。
http://rizerd.s41.xrea.com/menu.html
 「富士見ミステリー文庫はあなたに恋をさせます」というキャッチフレーズを知っているだろうか。富士見ミステリー文庫はそういう文庫である。富士見ミステリー文庫は女の子に萌えてもらってもいいし、ショタキャラに萌えてもらってもいい、そういう狙いがあると推測している。この小説は後者に属する。主人公がかわいい12歳の男の子。敵キャラは少年趣味の美形。この敵は主人公を家に持って帰って○×したいから、襲いかかってくる。主人公の師匠は30で永遠の美形。これだけ並んでるんだ、間違いない。地の文はですます調で児童文学のようだ。私は児童文学をろくに読んでませんが。話の切れ目に入る「スタタタタタ」といい、句点がほとんど入らない文章といい、いい味を出している。かわいい少年が好きなそこの君は読んでみるといいだろう。

2006年10月19日 (木)

マリア様がみてる

 最全盛期には全く読もうとは思わなかった。少女向けのソフト百合小説という先入観が読もうという気持ちを妨げていた。しかしまぁ、去年あたりについに読んでみようかと思って、amazonで購入して読んでみたら、面白かった。amazonがなかったら、買うのは無理だったろうな、コバルト文庫だし。旧三年生が卒業する「いとしき歳月」までが一番面白く、これならアニメ化されたり人気が出たりするのは当然だと思えた。それから後は劣化、惰性、微妙といった言葉があてはまってくるが。特に妹オーディションあたりからの祐巳、瞳子の妹物語がえんえんと続き、悲惨な状態になっている。次巻で決着がつくのだろうか。

2006年10月18日 (水)

彩雲国物語

読もうと思ったきっかけ:
最近、ライトノベルを全然読んでおらず、久しぶりに何か読んでみようと思った。で、アニメ化されたライトノベル一覧からこれがひっかかり読んでみた。少女向けとかは一切気にしない。漢書には漢書の、スクールランブルにはスクールランブルの、斬には斬の、これにはこれの面白さがある。

本伝5冊、外伝一冊を読んでみて:
見事なまでに逆ハーレム。ありとあらゆる種類の男たちが女主人公をとりあっている。実に面白く、最新巻まで読むつもりだ。どいつもこいつも能力が高くかっこいい、老人すら美しい。男性向け小説でハーレムやってるのをひっくりかえしたのを想像したらいいだろう。キャラが生き生きしてるのが最大の魅力か。まぁ、この手の小説でキャラが死んでたら1巻で死んでるだろうけど。ちなみに同性愛的要素もあり、それも女性向けらしいと感じてしまう今日この頃であった。

2006年10月16日 (月)

「クイックハルト」レビュー

いろいろあって、郁雄/吉武様がサイトで「クイックハルト」(文芸社)の
レビュー献本希望者を募集していることを知りました。
郁雄/吉武様のサイト:
http://www.astronaut.jp/halt/halt.htm
私はそれに応募し、本書を読了しましたのでレビューいたします。

レビューした私について:
・作者様が何者かについての基礎知識は一切、ありません。
・文芸社についても初耳です。
・他のレビューにはすべて目を通しました。
・作者様が想定されている年齢より上です。

ではそんな私のレビューを箇条書きで書かせてもらいます。

・最初に全体についてふれる。文章はまぁ普通で、すらすらっと最後まで読めた。これはかなりいいことだと思う。読みにくい小説など、途中で読むのやめて寝るか投げるかすることもあるから。正直、そうならないか不安だったけども、そうはならなかった。つまり、一定水準以上の文章、面白さはあると思う。電撃、富士見、ファミ通とかの文庫です、といわれても特に違和感は感じません。しかし、キャラの魅力が乏しく劇的なシーンがほとんどない。いや、あるんだけども、あまり劇的に感じない。このあたりは厳しい。以下は短所についてふれる。

・良一と千早がお互いのどういうところが好きでカップルになったのかがわからない。今のところ、お互い好みの容姿で同じ傷を持つ者どうしだから、くっついているとしか思えない。いやまぁ、現実問題、ほとんど容姿で決まるから、リアリティにかけるとかは言わないけれども。良一は千早のどこがすきなのか? 千早は良一のどこが好きなのか? 描写されてたかなぁ、されてたらごめんなさい。良一も千早も両親や家族とのシーンがゼロだったから、それらを失うことの悲しさというのがいまいちわかりづらい。だから、両親や家族の喪失というのが劇的になりにくい。追記:だから、この二人はああいう結末になったんだ、と思えた。

・レイアについてだけれども、設定がすべて明かされていないから、消化不良だ。この本ではレイア自身がいくつか自分について語っているけれども、それが正しいかどうかもわからない。すごいというのはよくわかるんだけども、キャラの魅力がいまいち感じられない。なぜだろう、機械っぽいからかな。

・近恵についてだけども、このキャラが一番、魅力がある。設定や描写がよかったんだろう。

・敵はほとんど描写されていないから、無味乾燥としか言いようがない。私個人の趣味になるけれども、面白い物語は両翼がそろってなくてはいけない。味方キャラの魅力、敵キャラの魅力、この両翼がそろってはじめて空がとべる。だから、敵キャラに魅力がないとどうしても面白みがへる。嘆きのエヌも敵レイアも描写がごく限られてるので、このあたりはつらい。

・昭和日本、平成日本などの設定は面白いと思う。しかし、描写が少ないのと、設定に矛盾を感じてしまい、リアリティにかけてるように思える。気づいたことについていくつかあげる。各時代の技術者の仕事はどうなるのだろうか? 昭和日本の技術者が平成日本に属する技術を開発してしまえばどうなるのか? 大正昭和日本が敗戦して終戦日本が生まれたという描写があったが、その後、大正昭和日本というスペースはなくなるのであろうか? 大正昭和日本では近恵さんの夫が結婚して50年間~で死んだとかいう描写があったが、それだと70~80歳だろう。大正~昭和20年で35年しかない。このあたりの矛盾が気になった。未来への移住は可能らしいが、大正昭和日本で失業者とかなら、みな移住しまくるのではないだろうか? 他の国もあるらしいが、アフリカの最貧層、インドの下層カーストの人たちなども全員、新天地を目指すのではなかろうか。それと、移住先で就職の斡旋はあるのだろうか? でなければ、昭和日本→平成日本の移住なんてあまりすすまないような気はする。斡旋があれば、アフリカの最貧層、インドの下層カーストなどみな移住するだろう。まだいくつかあるけど、もうきりがないのでやめることにする。追記:作者サイトの説明を読んでいくつかの矛盾は消えた。

・最後に。
制度に従って、この本の読了でレビューしたけれども、それは真のレビューにならないのではなかろうか。本書では何もわかっていないし、何も決着がついていない。今の私の心境は全8章の本を2章まで読んで、感想を書いているような感じだ。上記で厳しいことばかり書いているが、最終章まで読めばレビューは変わるかもしれない。レイアや敵に魅力を感じるかもしれないし、劇的なシーンがあるかもしれない。

以上です。おそまつなレビューでした。

最近のトラックバック

2009年11月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30